SIERRA DESIGNS(シェラデザインズ)ダウンJKT
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『シェラデザインズ』の創始者は、ジョージ・マークスとボブ・スワンソン。共に熱烈なバックパッカーであった2人は、「スキーハット」というアウトドア用品メーカに従事することで、巡り会い互いの指向性に意気投合した。ジョージは1931年生まれ、ニューヨーク大学フランス語学科を卒業後、アメリカ海軍の南極基地で科学調査に1年半ほど携わっていた。1933年生まれのボブは、州立大学バークレー校(UCB )を中退していた。
ある時、小さなボートで沖に出ていつものようにアウトドアを楽しんでいた2人は、これまでにない激しい暴風雨に巻き込まれ、遭難しながらもなんとか九死に一生を得る。その時2人は、アウトドアでのギア性能は、命をも左右する事を肌身で感じる事になる。これをきっかけに、自分たちの手でギアの開発をすることを決意し、1965年、目前にそびえ立つ雄大なシェラネバダ山脈から命名した『シェラデザインズ』を設立。
命を託せる信頼性をコンセプトに、理想の道具を形にするための厳しい独自基準を設け、決して妥協することのない開発と、テストに明け暮れる数年間を過ごす。転機は3年後の1968年、満を持して完成させた「60/40マウンテンパーカ」は、発表と同時に爆発的なベストセラーになり、それまでにない着心地と性能で大好評を博した。重ね着の楽なゆとりのあるデザイン、コーディネートのしやすさはタウンでも認められ、アウターシェル・ジャケットの原型といっても過言ではなく、多くのメーカーに影響を与えた。
21世紀の今日でも、その完成されたデザインや使い勝手の良さに古さは感じられない。どこかのローテクな雰囲気は新鮮であるとともに、永遠のスタンダードという相応しい風格なのである。
そして、このプロダクツは、米国の工場で今なお生産され、40年に及ぶという驚異のロングセラーを更新し続けている。この事実は、2人がどれほどの情熱を費やし試行し尽くした商品か、そして彼らの技術と発想がいかに確かだったかを物語っているだろう。
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