Nigel Cabourn (ナイジェルケーボン)
HELI CREW SHIRT
1960年代のアメリカ軍が運用したヘリクルーシャツからインスパイアされたデザインです。
ヘリコプターを軍事目的で運用する試みは度々なされていましたが、本格的に導入したのは、ベトナムに介入したアメリカ軍です。
固定翼機のように長い滑走路を必要とせず、不整地からも離着脱出来る利点に着目されたのです。
遠く離れた拠点に大量に物資や人員をスピーディーに配置する。これがアメリカのヘリンボーン作戦です。
空中でホバリングできるヘリコプターの利点は、裏を返せば地上からの小火器による攻撃にさらされやすい胞弱な状態にもなり得ます。
このような状況に対応する為に、ボタンとファスナーのどちらでも臨機応変に脱ぎ着できるように設計されています。
メインローターの巻き起こす激しい気流はボタンを2,3個かけただけの上着など軽く吹き飛ばしてしまいますがこのディティールはそうした事態に対応できるようデザインされています。