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Order tie INOKUCHI1567
昨年の秋頃に、団体様よりネクタイのリクエストをいただきました。
シンボルカラー、カラーの配置、そして順番、数字など決まり事が歴史的にある団体様でございます。
ネクタイのデザインを、全て最初からやるのは初めてでしたので、どこから手をつけていいのか悩みました。色々と調べましたが、かなり難問でした。昔の記憶を思い出し、96年フランス見本市 の展示会ブースで立ち寄って(長くなるので割愛)、マイケルJドレイクの社長さんと名刺交換をしてさらに、本人からネクタイを数本程、選んでもらったのを思い出しました。ですが、自分のクローゼットを探しても見つからず悲しく敗退。あったのが当時の(写ルンです)で撮った、レトロで小さめに写り込んだ、陳列された商品(ネクタイ)の雰囲気写真(基本場内撮影禁止)しかなく、社長と一緒に撮った写真もなくさらに敗退でした。ご依頼主のお題を元に、悩みながらいろいろとデザインを出していき、3度目の打ち合わせでキーとなる大事な数字(48,28)をお聞きしました。
(赤、白、青)の各色明度差指定から、それに合うネクタイのベースとなる色、柄などデザイン案を出し、レジメン柄の端から端の全体幅(480mm)一つ一つの色幅も、意味を持たせた幅の数字。真ん中のライン(ホワイト)は道を表し、それをヘリンボン柄で(上に登るようそれを示すように)お願いしました。本来ベースとなる織りの色が出るとの事で、何度か足踏みを…、技術の高い織り職人さんによりベースのネイビー下織りが、ホワイトのヘリンボン柄にまったく影響なく、トップクラス最高級の絹を使用し、立体で上品な柄で仕上げて頂きました。
ネクタイを締めたときの、弾力ふくらみ・最高級シルクの光沢感と繊細な織りはインポートにも負けないメードインジャパンのネクタイです。
企業様・団体様 フルオーダーネクタイ/カスタムオーダー
1|ご希望(目的やデザインイメージ・納期)
2|打ち合わせ
3|製作方法の決定>ご注文
4|試し織り>最終決定
5|製作
6|納品(ギフトスタイル)